近ごろ、「こ食」という言葉をよく耳にします。
ライフスタイルの変化にともない、個々が自分の都合で
食事をし、家族で食卓を囲むというのは難しくなってきた
のかもしれません。
また、家族で食卓を囲んでいても、皆がバラバラなものを
食べ、会話のまったくないというケースも見られます。
食事は、日々あたり前のように繰り返される生命維持の行動であるとともに、特に幼少期~思春期においては、
家庭において蓄積される経験、記憶であり、人格形成にも影響を与えているのです。
味噌汁、煮物、卵焼き、カレー、ハンバーグ・・・どんな高級店のものを食べても、何かホッとする味というのが他にありませんか? 『家庭の味』が記憶として残っている人はとても幸せだと思います。美味しいと言う記憶は、食べ物の味覚に、楽しさや幸せな気持ちが一体となって深く残るのです。どうか、子供たちに、『家庭の味』『食卓の記憶』を残してあげて欲しいと切に願います。

また、他人とのコミュニケーションが上手く出来ない子供が増えているようですが、家族は最初に経験する人との関わり、いわば最も身近な最小のコミュニティーです。
お茶の間に集まり一家団欒、一家に一台のテレビを家族皆で見る、と言う光景が遠い昔のように思える今、食卓は家族が集まれる唯一の場所、機会なのではないでしょうか。

STOP!【こ食】
近年増加している8つの【こ食】
家庭で全てを料理し、家族で食卓を囲むというのが望ましいことではありますが、しかしながら現代社会においては非常に難しいことは否めません。 しかし、危機的な食環境に子供たちを置いているということを真剣に考え、子供たちの健全なる心身の成長のために、家庭の食卓をもっと大切に欲しいと願ってやみません。

孤食
家族不在の家庭。ひとりで淋しく食べる。
どうなるの 偏食、栄養不足。社会性、協調性がない。
引きこもりやすくなる。
個食
家族それぞれが自分の好きな物を食べる。
偏食、栄養不足。社会性、協調性がない。
他人の意見を聞かない。
固食
自分が好きな、決まった物しか食べない。
偏食、栄養不足。肥満、生活習慣病。
わがまま、キレやすい。
小食
常に食欲がない。量が少なくバランスが悪い。
偏食、栄養不足。
無気力、発育不全、激やせ。
粉食
パンや麺類が中心。粉を使った主食を好む。
偏食、栄養不足、高エネルギー。
肥満、生活習慣病。噛む力が弱い。
濃食
加工食品、調味料など濃い味のものを好む。
偏食、栄養不足。
肥満、生活習慣病、味覚障害。
本来の味が分からない。
子食
子供主体のメニュー。親の思い込み。
偏食、栄養不足。
生活習慣病、食わず嫌い。
わがまま、キレやすい。
戸食
外食、中食に頼りきった食事。
偏食、栄養不足、高エネルギー 。
生活習慣病。社会性、協調性がない。