アレルギー物質の表示
近ごろ、特定の食物が原因でアレルギー症状を起こす人が増え、中には重篤な症状に至る場合もあります。
このような事が起こらないためにも食品中のアレルギー物質を表示し、食物アレルギーを持つ人たちが食べても大丈夫な食品を選択できることが、表示の目的とされています。


●表示の義務品目と推奨品目
現在、表示されているアレルギー物質には、義務である7品目と推奨されている18品目があります。
表示義務7品目には、患者数の多い『卵・乳・小麦・えび・かに』と、重篤な症状に至る場合が多い『そば・落花生』が指定されています。

<表示義務7品目>
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに

<表示推奨18品目>
あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ
※2008年6月3日に表示義務品目となった『えび・かに』については、2010年6月3日まで猶予期間があり、記載されていない場合もありますので注意しましょう。


●アレルギー物質の表記名
製品の原材料の表記欄の書き方には、代替表記という別の書き方や、当然アレルギー物質が含まれていることが類推される特定加工食品が表記されている場合があります。
表示義務7品目について表にまとめました。

代替表記 特定加工食品(表記例)
たまご、鶏卵、あひる卵、うずら卵、タマゴ、玉子、エッグ かに玉、親子丼、オムレツ、目玉焼、厚焼玉子、オムライス <など
生乳、牛乳、特別牛乳、部分脱脂乳、加工乳、クリーム(乳製品)、バター、バターオイル、チーズ、濃縮ホエイ(乳製品)、アイスクリーム類、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖れん乳、無糖脱脂れん乳、加糖れん乳、加糖脱脂れん乳、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー(乳製品)、ホエイパウダー(乳製品)、たんぱく質濃縮ホエイパウダー(乳製品)、バターミルクパウダー、加糖粉乳、調製粉乳、はっ酵乳、乳酸菌飲料、乳飲料 アイスクリーム、生クリーム、ヨーグルト、ミルク、レーズンバター、バターソース、ガーリックバター、ラクトアイス、アイスミルク、カマンベールチーズ、プロセスチーズ、コーヒー牛乳、牛乳がゆ、乳糖  など
小麦 コムギ、こむぎ パン、うどん、小麦粉  など
そば ソバ そば粉、そばぼうろ、そば饅頭  など
落花生 ピーナッツ ピーナッツバター、ピーナッツオイル、ピーナッツクリーム  など
えび カニ、蟹 カニシュウマイ、カニクリームコロッケ など
かに エビ、海老 さくらえび、えび天ぷら など

●表示されない場合があるので要注意!
表示義務7品目が入っていても、表示されない場合があるので注意しましょう。

<表示されない加工食品>
・店頭で包装されるパンや量り売りの惣菜、注文して作る弁当など、その場で包装される調理加工品。
・包装容器の面積が30c㎡以下の小さなもの。


<表示される加工食品>
・袋や箱で包装されて出荷される加工食品。
・瓶や缶詰に入って出荷される加工食品。

※表示義務7品目については、そのたんぱく質が微量でも含まれている場合は表示されます。
但し、数mg以下/加工食品1kgの場合は表示されません。


Ushikubo Chie
食に関するマーケティング・
企画を主とする㈱シー・フェアーの代表取締役。 また、フードプロデューサー(栄養士)として、 『体の中から健やかに美しく』をテーマに、Kireini.netをはじめ、多方面で活躍する傍ら、食育普及活動に尽力。カルチャーセンターなどで食育の講師も努める。