きのちゃんのワインレポート

第6回 一杯で二度美味しい!

今回は2002年のコルトン・シャルルマーニュをテイスティングしました。

このコルトン・シャルルマーニュを産み出すブルゴーニュ地方の中心地は黄金の丘(コート・ドール)と呼ばれています。このコート・ドールは過去1500年近く優れたワインを産出し、またこの先も産み続けると思われる素晴らしい資質を持った土地です。コート・ドールは南北わずか41kmの狭い地域ですが、北の17kmに渡る土地をコート・ド・ニュイ、その南24kmをコート・ド・ボーヌと呼んでいます。
コルトン・シャルルマーニュは南のコート・ド・ボーヌで作られていて、この地域では、他にモンラッシュやムルソーなどシャルドネ種による秀逸な白ワインが作られています。

さて、テイスティングにはいりますが、外観は少しグリーンがかった淡い麦わら色で、まだ若いなと感じます。グラスを少し回すと壁面からワインがゆっくり降りてきて脚(粘着性)が長めで、アルコール度数が比較的高いことがわかります。

香りは初め控えめですが、木樽の香り、ハチミツや洋梨、白桃のような上品で繊細で華やかな香りを感じます。少しフリンティーさ(硫黄のような香り)も感じます。これは品種であるシャルドネ種の特徴である香りとも言われていますが、まだ4年しか経っておらず熟成が始まったばかりなのに、すでに将来の成長が予想される香りがしているのはさすが最高峰のワインです。

味わいは香りの印象と同様に初めは控えめですが、心地よい甘味が口の中に広がり、酸味はピリッとした酸ではなく、コクのある爽やかさよりも、ふくよかさを感じる酸でした。甘味と酸味のバランスがとてもよく、安心して味わえました。

今回は1本のワインをゆっくり時間をかけてテイスティングしました。
開栓後30分以上経ってから、あらためて口にすると、空気に触れ、香り・味わいに複雑さを増し、口の中にまろやかな酸味が広がってきました。

普通このコルトン・シャルルマーニュは、樫樽で5〜10年の熟成を経て、初めて濃厚でまろやかなナッツの風味溢れる素晴らしいワインとなると言われています。
あと最低2、3年は熟成させないともったいないワインでしたが、今回はグラスに注いですぐに味わった印象と、しばらく経ってからの印象と、違った味わいを楽しめるという秀逸なワインならではのテイスティングとなりました。

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今月のテイスティングワイン

  • CORTON-CHARLEMAGNE 2002年 フランス産 白

profile

大手証券会社に勤めるOLきのちゃん。ワイン好きが高じワインエキスパートの資格を取得。ワインの事も詳しいけれど、何と言っても飲むのが大好き。そんなきのちゃんが仲間たちと始めたクローズドなワイン会をレポート。どこかのお店で飲んだら目が飛び出るほど高いワインや希少なワインを、素敵なシニアソムリエの先生がオークションで手に入れ、紹介してくれる・・・ありがたくも不思議な会なのです。