ぷち美人奮闘記

第64回 意味深発言に背中を押され

料理と素材が売りのオーガニック野菜のカフェだけに、お酒のサービスは控えめ。
そして、意外なことに来場者の半数以上が男性で、見るからに草食系男子といった感じが多い。
『そういえば、先生と行ったアロマの講習会も、男性の受講者が多かった。これも最近の傾向なのか、この店が特別なのか。次の仕事のテーマに…』ダメダメ!仕事モードは仕舞っておかないと!

オーナーは、先生の高校時代からの友人ということもあり、先生も来場者の何人かと顔見知りで、 その度に、「お友だちのレイさんです。」と、紹介されたが…「お友だち」と連呼されると何か淋しい。
まぁ、「生徒さん」と、言われないだけマシだけど。(~_~;)

8時を過ぎた頃から店もだんだんと混み始め、お料理も十分いただいたので、オーナーに挨拶をして店を出た。
「ヤツのこと、よろしくお願いしますね。レイさんだったら、変えられるかもしれないな…。」
オーナーが帰り際に、私にささやいた意味深な言葉が気になって仕方がない。


「レイさん、お料理どうでした?」
「とっても美味しかったです。お店の雰囲気も温かみがあって、オーナーの人柄がでてますよね。」
「そうなんですよ。昔から皆に頼られる存在で…ボクもアイツにだけは、いろいろと相談したなぁ。」

そうなんだ…そんなオーナーの、あの発言の裏には何があるんだろう?
女性不審とか??何か恋愛に関するトラウマが、過去にあるのかな?
知りたい!そして、私にどうにかできることならば、どうにかしたい!!

まだ時間も早いし、このまま帰るのがもったいない!ふと、目に入った【Bar】のサイン。
「軽く飲みませんか?今日のお礼にご馳走します。」そう言い切り、返事を待たずに店へ向かう。

足早に歩く私の後を、少し追いかけるようについてくる先生の気配を感じながら、
『うわっ、何か強引だな…わたし。』 ちょっと我に帰って、立ち止まりそうになったけど…
だけど、決心したからには、もう前に進むしかない!

memo

フリーでマーケティングや企画の仕事をこなす、都内在住、バツイチ独身女性。
何でも一生懸命、強くたくましく…でもどこか弱い…。
40才を目前に、女の幸せって?きれいな人って言われるには?などと日々奮闘するレイちゃん。もしかしたら、あなたの近くにレイちゃんがいるかも…。